商品開発

[ 講師 ]

株式会社松屋　銀座本店
紳士服部部長
特別専門職　シニアバイヤー

宮崎 俊一氏Shunichi Miyazaki

[ プロフィール ]

1965年北海道生まれ。1989年株式会社松屋入社。同社食料品売り場担当後、91年から紳士洋品を担当。95年にIFIビジネス・スクールのプレスクール（現プロフェッショナル・コース）第1期生として1年間IFIで学ぶ。以後、96年より紳士服バイヤーとして活躍する傍ら、IFIビジネス・スクールで講師を務める。

[ 講義内容 ]

私は、“生涯　一バイヤー”を目指しています。バイヤーというと、多くの方が、出来上がった製品の買い付けを連想されると思いますが、私は、原毛の買い付けから自分で行い、工場と向き合い、オリジナル商品を生み出すスタイルを貫いています。ものづくりのプロにアドバイスできるようになるには、自分もそれなりのレベルに達している必要があります。商品知識とは、例えば「同じ“コート”を見て、そこからどれだけ多くの情報が読み取れるか」の差だと思っています。この講義では、自らの経験を踏まえ、ものづくりや、お客様に感動を伝えるための考え方をお話しします。

[ 講師からのメッセージ ]

会社で働くと、必ず“壁”にぶち当たります。最大の壁は社内にあるかもしれません。しかし、それを乗り越えられる人にしかチャンスはありません。IFIの講義を通じて、受講生には「ものを考える力」を持ち帰ってもらいたい。私の講義は、あくまで参考として捉えて頂き、自分の強みを活かし自分なりの方法で、仕事を切り開いてもらいたいと思います。

[ こんな人に来てほしい ]

「百貨店」「アパレル」などの業態に関係なく、自分の分野以外の事も前向きに学びたい人に、ぜひIFIで学んで頂きたいと思います。初代学長の山中氏のIFI設立の理念にもあるように、IFIで、川上（素材）～川下（小売）まで全てに精通している人材を育成するのがIFIですので、そのような過程を理解しようという意欲ある人を歓迎します。いま巷にあふれている情報は、メディアで取り上げられた時点で既に“過去のもの”となりかけています。メディアにも、売場にもない「本物を知る場所」がこのIFIであってほしいと、IFI卒業生として、講師として思っています。